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2014年4月27日 (日)

笙ケ岳スキー

 除雪が終わって開通したばかりの鳥海ブルーラインを使って
笙ヶ岳へ行ってきました。昨夜は送別会で深酒したので、酒を
抜くためにかなり遅く家を出ましたが、意外にも大平口の駐車場
はガラガラでした。イイネイイネ

 ということで、11:30大平出発。

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 アプローチは無いし完全ザラメなので、実に楽チンですね。
このコースは冬しか登ったことがないので、とっても新鮮でした。
人が少ないのも二重丸。

 僅か1時間で笙ヶ岳の手前のピークに到着。最高の展望台
ですね~。

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 そこで、景色を楽しみながらのラーメンタイムにしました。
絶景ラーメンは最高です。

 登る時はアウター無しの軽装+素手で快適でしたが、さすがに
山の上は少々肌寒かったです。

 食後は笙ヶ岳へ足を伸ばしました。

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 庄内側を一本滑ろうと思っていましたが、山頂部の雪解けは
早くて雪庇の崩落も始まっていたのでヤメました。

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 もっと写真を撮りたかったのですが、買ったばかりのデジカメ
の電池が切れてしまいました。液晶パネルは殆ど見えないし、
雪山では使い物になりませんね。。。

 下りは快適で大いに気に入りました。次回はブルーラインの
ヒルクライムとセットで楽しみたいと思います。

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2014年4月17日 (木)

超暴風雪の鳥海山

 先日の鳥海山は穏やかで、朝からウグイスがホーホケキョ。
最高の一日でした。天候が安定するこの時期の山は良いですね。

 ですが、猛烈に荒れることもあります。以下、昔話です。

 忘れもしない平成元年の4月16日。一人で農作業をしていた
私はプッツンして、天気を気にすることもなくバイクに荷物を積み
込むと、走りに出掛けました。金山町を経由して鳥海山の祓川
ヒュッテで酒飲みして、翌朝帰宅するつもりでした。

 夕方5時過ぎ、誰もいないヒュッテに到着した途端に猛烈な雨と
なりました。外にいたらほんの一秒でずぶ濡れになるような凄い
雨でした。

「おー、ラッキーだったなぁ。」

と思いつつ、一人酒を楽しみました。 

 しかし、夜中から物凄い風が吹いてきて、小屋が吹っ飛ぶん
じゃないかと思う程でした。こうなれば運命共同体なので、耳に
ティッシュを詰め込んで眠り続けました。

 翌17日は、とんでもない暴風雪でした。とても外に出られる
ような天気ではありません。

「停滞決定

しかないところでしたが、その日は私の地区のお祭りで、実家の
父親が招待客として初めて来ることになっていました。
立場上、何としても昼までに帰らないといけません。

 ヘルメットを被り、ボストンバッグを背負って決死の思いで外に
出ました。立って歩くことが不可能だったので、匍匐前進で駐車場
へ向かいました。

「人生最悪の日だぁぁぁ。せめてピッケルがあれば。。。」

と思いつつ何とか駐車場にたどり着きましたが、バイクが無い。
雪で完全に埋まっていたんです。

「この辺に置いたハズだっ

と、何とか探し当てて掘り出しましたが、エンジンがかかりせん。
気圧が猛烈に下がったからでしょう。ヤマハXT-200のエンジン
はウンともスンとも言いません。キックすること恐らく500回以上。
ようやく始動しました。

 ヤレヤレと思いつつ下りましたが、ほんの500m程進んだ所で
唖然としました。直径30~50cmもあるブナの大木が倒れて
道路を塞いでいたんです。一本や二本ではありません。
バカバカ状態でした。

 仕方ないのでバイクを捨てて歩いて下りました。
飛ばされそうになりながらも一時間以上は歩いたでしょうか。
森林組合のマイクロバスが上がってきました。すぐさま止めると
上の状況を話して、

「危なすぎるから仕事は中止した方が良いですっ。」

と進言して、矢島駅まで送ってもらいました。渡りに船とはこの
ことで、本当に助かりました。

 しかし、昼までに帰宅することなど出来るハズもなく、夕方に
なってしまいました。

 その日、酒田では最大瞬間風速38mを観測していたので、
祓川では50m以上吹いたと思います。とにかくとんでもない
風でした。

 それから一週間後、トラックでバイクを回収しに行くと、何事も
なかったように、路肩にポツンと置いてありました。とても不思議
な光景だったことをよく覚えています。

 やはり、山は天気次第です。登りに行った訳ではなかった故の
大失敗でしたが、忘れ得ぬ思い出となりました~。

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2014年4月14日 (月)

七高山から大滑降!

4月13日

 

 4月に山へ登ったのは、な~んと25年ぶりです。(@@

 

 いやぁ、農業をやっていた25年間には無かった休日の有り
難みをつくづく感じます。今年は日曜日の度に天気が悪くて、
一日中快晴に恵まれたのは今日が初めてだったと思いますが。

 

 ということで、朝7時前にいつもの鳥海牧場に車を止めて
準備を整えていると、

 

「佐藤さんですか?」

 

と、謎の覆面男登場

 

 その方こそ、「春夏秋冬~東北の山巡り~」のsuperdioaf27さん
でした。単独で東北の山を中心に、信じられないようなペースで
登りまくっている方です。これまでも鳥海山で同日同時間帯に
いたことは何度かありましたが、遭遇したのは初めてです。
握手してから予定をお聞きすると、ビア沢を詰めるとのこと。
鶴間池の登り返しを厭わないガッツに感心しきりです。

 

 私はというと、外輪まで登って上の台コースを滑ってから
登り返して湯ノ台コースを戻るという強欲作戦です。
凍っていた雪は最高の陽気で溶けるという好条件でした。

 

 しかし、体調は悪かったです。仕事での消耗が激しかったこと
によるグリコーゲン枯渇状態に加えて、朝から腹ピーで「大」休止
3回。。。おまけにメッチャ暑くてオーバーヒート気味でした。

 

「あ゛ー、これじゃ無理っぽいなー。」

 

と思いつつ、ルートは上の台寄りに取りました。

 

Img_5881

 

 滝の小屋駐車場の上、マタフリ沢上部を超えて真っ直ぐ登り
ました。結構急です。この先の尾根を超えると上の台コースが
見えてきました。上から下への連続写真です。

 

Img_5885

 

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 仙台市在住のsakanoさんの記事を読んで以来、ずっと行き
たいと思っていたコースですが、好適期は農作業で全く無理
でした。おまけに、杉林の林道歩きはイヤだし雪崩がヤバイ。

 

 ならば、上から攻めっかー、という作戦だったんです
が、ルートを横から眺めただけで滑るイメージが実感のように
湧いてきたので、

 

「まっ、今回は良いか~。」

 

 とにかく暑いし腹は減るし喉も渇くので、行者岳まであと少しの
所でラーメンタイムにしました。急斜面の途中なので、ピッケルで
雪を削って場所を作ってと。。

 

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 当然のように、ビールもどきの元気回復飲料を服用しながら
マッタリしました。下からはビア沢を攻めてきたsuperdioaf27さん
が登ってきました。

 

Img_5892

 

 登高ペースが私と殆ど同じだったので、いつかパーティを組み
たいものだと思いました。

 

 ラーメン二玉完食後は登高再開ですが、さすがに外輪直下は
急なのでスキーアイゼンを使用しました。チロリア→ジルブレッタ
→ディナフィットと改造しながら使ってきたアイゼンは良く効いて
無事外輪到着。風があって気持ちよかったです。

 

 そのままスキーで七高山へ行くと、やはりスキーで登頂した
superdioaf27さんと年配のアイゼン歩行の地元岳人が一人。
中島台から新山へ登ったパーティの方が多かったです。

 

 

  そこでもsuperdioaf27さんとお話ししましたが、ずっと独学で
山をやってきたというのですから、大したものです。
まもなく、ビア沢を目指して滑降していきました。

 

  一方、矢島側から単独の男性がスキーを背負って来ました。
本荘山岳会の方で、新山にいた別パーティの仲間と大声で
会話していました。無線機要らずです。(笑)

 

 その方、滑降準備中に片方のスキーを流してしまって、私が
とっさに止めようとしたんですが、止め損ねた上に私も一緒に
滑落してしまいました~。

 

 手ぶらだったので指先に力を集中して10m程で止めましたが、
スキーは200m位滑った所で、宙に舞った後に雪に突き刺さって
止まりました。ラッキーでしたね。

 

 七高山には1時間もいました。誰かいるというのは良いもの
ですね。単独の冬山だと全く誰もいないことしかなかったので、
話し相手がいて楽しいです。

 

 さて、私も降りましょう。七高山から山形県側へスキーで降りる
のは初めてでしたが、何ら問題なくアザミ坂の下まで回り込めば、
あとは楽しいばかりです。絶好のザラメ雪でしたからね。

 

 いやぁ、春山って楽しいですね~。

 

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Img_5901

 

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 誰か知っている人がいるかと思って滝の小屋に寄ってみま
したが、無人でした。

 

 せっかくなので小屋の写真を撮りましたが、直後にカメラが
逝きましたー。撮った時にはすでに危篤状態だったようです。

 

Img_5904

 

 ということで、上の台を滑るという予定は果たせませんでした
が、絶好の斜面を気持ちよく滑ることが出来たので大満足です。
superdioaf27 さんにもお会いできたしね~。

 

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2014年4月 6日 (日)

車中泊仕様③

 スーパーファットスキーの出番はもう無いので、土蔵から出した
エラン・スティンガーとチェンジしましたが、またしても天気が悪い。
今年は日曜日に限るように天気が悪いです。(--

 仕方ないので、家族の車のタイヤ交換をしたり買い物をしました
が、近くのショッピングタウンは消費税アップの影響が全く感じられ
ないほどの買い物客でごった返していました。

 体力には自信がありますが、人混みに遭うとドっと疲れるタチ
なので気分転換にエアウェイブの改装をしました。

 Img_5863

 まずは山小屋から持ってきたCDラジオを取り付けてと。。。

 酒を飲みながらマッタリする時にも音楽を楽しみたいですが、
車の装置では操作感が悪いしバッテリーが上がっても困るので、
小型のCDラジオはベストです。電池は単三ニッケル水素充電池
4本なので、去年の鳥海山SEA TO SUMMITの抽選会で貰った
ソーラーチャージャーが使えます。

Img_5857

 先週下げたLEDランタンに加えてヘッドランプも搭載しました。

Img_5858

 もちろん、有事の際にも対応出来るように、床下には水や
食料、寝具、調理器具、燃料、酒類が完備されています。

 キャンピングボックスから靴置きと暖簾も移設しました。

Img_5859

 とにかく、エアウェイブは広いのが良いですね。
フィットと違って前席を前にスライドさせなくても真っ直ぐ寝ら
れるので実に快適です。長期の旅行でも余裕でオッケーです
ね~。そんな暇は全くありませんが~。

 で、しばらくマッタリしていたら、次にやるべき工作のアイディア
が湧いてきました。

http://farmersatoh.cocolog-nifty.com/zakkicyou/2014/05/post-f4c7.html

へつづく。。  

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