4月13日
4月に山へ登ったのは、な~んと25年ぶりです。(@@
いやぁ、農業をやっていた25年間には無かった休日の有り
難みをつくづく感じます。今年は日曜日の度に天気が悪くて、
一日中快晴に恵まれたのは今日が初めてだったと思いますが。
ということで、朝7時前にいつもの鳥海牧場に車を止めて
準備を整えていると、
「佐藤さんですか?」
と、謎の覆面男登場。
その方こそ、「春夏秋冬~東北の山巡り~」のsuperdioaf27さん
でした。単独で東北の山を中心に、信じられないようなペースで
登りまくっている方です。これまでも鳥海山で同日同時間帯に
いたことは何度かありましたが、遭遇したのは初めてです。
握手してから予定をお聞きすると、ビア沢を詰めるとのこと。
鶴間池の登り返しを厭わないガッツに感心しきりです。
私はというと、外輪まで登って上の台コースを滑ってから
登り返して湯ノ台コースを戻るという強欲作戦です。
凍っていた雪は最高の陽気で溶けるという好条件でした。
しかし、体調は悪かったです。仕事での消耗が激しかったこと
によるグリコーゲン枯渇状態に加えて、朝から腹ピーで「大」休止
3回。。。おまけにメッチャ暑くてオーバーヒート気味でした。
「あ゛ー、これじゃ無理っぽいなー。」
と思いつつ、ルートは上の台寄りに取りました。
滝の小屋駐車場の上、マタフリ沢上部を超えて真っ直ぐ登り
ました。結構急です。この先の尾根を超えると上の台コースが
見えてきました。上から下への連続写真です。
仙台市在住のsakanoさんの記事を読んで以来、ずっと行き
たいと思っていたコースですが、好適期は農作業で全く無理
でした。おまけに、杉林の林道歩きはイヤだし雪崩がヤバイ。
ならば、上から攻めっかー、という作戦だったんです
が、ルートを横から眺めただけで滑るイメージが実感のように
湧いてきたので、
「まっ、今回は良いか~。」
とにかく暑いし腹は減るし喉も渇くので、行者岳まであと少しの
所でラーメンタイムにしました。急斜面の途中なので、ピッケルで
雪を削って場所を作ってと。。
当然のように、ビールもどきの元気回復飲料を服用しながら
マッタリしました。下からはビア沢を攻めてきたsuperdioaf27さん
が登ってきました。
登高ペースが私と殆ど同じだったので、いつかパーティを組み
たいものだと思いました。
ラーメン二玉完食後は登高再開ですが、さすがに外輪直下は
急なのでスキーアイゼンを使用しました。チロリア→ジルブレッタ
→ディナフィットと改造しながら使ってきたアイゼンは良く効いて
無事外輪到着。風があって気持ちよかったです。
そのままスキーで七高山へ行くと、やはりスキーで登頂した
superdioaf27さんと年配のアイゼン歩行の地元岳人が一人。
中島台から新山へ登ったパーティの方が多かったです。
そこでもsuperdioaf27さんとお話ししましたが、ずっと独学で
山をやってきたというのですから、大したものです。
まもなく、ビア沢を目指して滑降していきました。
一方、矢島側から単独の男性がスキーを背負って来ました。
本荘山岳会の方で、新山にいた別パーティの仲間と大声で
会話していました。無線機要らずです。(笑)
その方、滑降準備中に片方のスキーを流してしまって、私が
とっさに止めようとしたんですが、止め損ねた上に私も一緒に
滑落してしまいました~。
手ぶらだったので指先に力を集中して10m程で止めましたが、
スキーは200m位滑った所で、宙に舞った後に雪に突き刺さって
止まりました。ラッキーでしたね。
七高山には1時間もいました。誰かいるというのは良いもの
ですね。単独の冬山だと全く誰もいないことしかなかったので、
話し相手がいて楽しいです。
さて、私も降りましょう。七高山から山形県側へスキーで降りる
のは初めてでしたが、何ら問題なくアザミ坂の下まで回り込めば、
あとは楽しいばかりです。絶好のザラメ雪でしたからね。
いやぁ、春山って楽しいですね~。
誰か知っている人がいるかと思って滝の小屋に寄ってみま
したが、無人でした。
せっかくなので小屋の写真を撮りましたが、直後にカメラが
逝きましたー。撮った時にはすでに危篤状態だったようです。
ということで、上の台を滑るという予定は果たせませんでした
が、絶好の斜面を気持ちよく滑ることが出来たので大満足です。
superdioaf27 さんにもお会いできたしね~。
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