真夏のオリオン
「クリムゾン・タイド」、「U-571」、「Uボート」、「レッドオクトー
バーを追え」等々、潜水艦映画には傑作が多いですね。
ハッキリ言って、私は潜水艦映画が大好きなので、玉木宏が
主演した本作はずっと観たいと思っていました。
いや~、ありがたいですねー。BS放送のおかげで初めて
観ることができました。何たってタダですからー。
さて、率直な感想としてはクサイです。かなりクサイです。
玉木宏演じる艦長にもリアリティがありません。
でも、案外良いです。まぁ、日本版「U-571」+「眼下の敵」
といった印象ですけどネ。。。
ただ、最後に大きな違和感を覚えました。
劇中で大きな役割を果たしたハーモニカが、60年余を経て
演奏されるシーンです。それはもう、完璧な調律だったから
です。ハーモニカのリードって、結構狂いやすいことを知って
いる私は一気に興ざめしてしまいました。
それはともかく、冒頭のシーンでこの映画の鍵になる楽譜
が映された時、すぐさま吹いてみたことは言うまでもありません。
「なんじゃこの曲」
というのが素直な感想で、もっと哀愁を帯びた美しい曲だったら
この映画の印象自体違っていたことでしょう。
そこが一番残念です。(ーー
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コメント
お久ぶりです、2回目でしたが見てました。
私は北川景子の1人2役や終戦の玉音放送はお昼なのにイ-77潜水艦が最後の浮上した夜に終戦だったり? の画面が多々あります。
ハーモニカは目の付け所が違いますね。
とかく暗くなりがちな第二次大戦ですが生きて帰ろうとする映画はあんまりないかも。と思いました。
投稿: レオ | 2014年5月28日 (水) 23時43分
自分も潜水艦物が大好きです(もちろんこの映画も^^)。
大石英司氏の小説も面白いですよ!。
投稿: 鍛冶屋 | 2014年5月29日 (木) 00時38分
>レオさん
海底深くに停滞していては無線が通じないので玉音放送
をリアルタイムで聴くことは不可能だし、孫が祖母とそっくり
ということも良くあることなので私には違和感がなかった
んですが、北川景子という女優にはどうにも品を感じない
んですよ。アバズレが似合う印象です。
ということで、玉木宏と北川景子はミスキャストだと
個人的には強く思いました。
とはいえ、「生きるために戦う」というのは良いですね。
私の頃の学校教育では近代日本史に全く触れなかったので、
大東亜戦争が何故起きたのかも自分で関連本を読むまで
知りませんでした。きっと、お国としては触れたくないんで
しょうね。。。
>鍛冶屋さん
原作があるんですね!。そちらの方がイメージが
膨らんで良さそうな気がします。
投稿: ファーマー佐藤 | 2014年5月29日 (木) 21時20分