アヤハブラSSR用自作品あれこれ
先週のヒルクライムレース後に初乗りしたカヤックとは、奄美
大島の船大工によるFRP艇のアヤハブラSSRです。
無謀にも上級者用のレース艇です。全長630cm、幅42cmと
細くて長いです。予想通りで激沈大会となりました。
過去に乗った5艇のカヤックでは一度も沈したことがありま
せんでしたが、やはりレース艇は別格ですね。製作者曰く、
「電柱を浮かべてその上にシートが有る感じ」
ということで、メッチャ簡単にひっくり返ります。それでも、
「いや~、水が気持ち良いのや~。」
と、根っから海好きな私は諦めることなく何度も再乗挺して
練習しました。
しかし、工具を持って行かなかったのでポジション調整が全く
出来なくて、かなり窮屈でした。
そこで、自宅でじっくり調整出来るようにと道具を作りました。
あり合わせの15mm合板による架台です。
船底にラダーが付いているので浮かす必要があるんです。
これに緩衝材を敷いてカヤックを乗せました。
こりゃ良いね。バッチリ調整できました。スペースを広く取って
コンテナにでも載せればパドルも振り回せます。パドルにゴム
チューブでも付ければエルゴマシーンに早変わりしそうです。
さて、この艇は特注の二分割仕様で、固定するのに蝶ネジ
を使用しますが、これが非常に使いにくい。
バウに開けてある穴に腕を入れて脱着するんですが、穴が
小さいので腕が遣えてかなり辛いのです。特に上のネジが回し
難い。前のオーナーは華奢な方だったので問題なかったのかも
知れませんが、私にはかなりイカンガーです。
そこで、ノブ式のネジを探したところ適当なのが無かったので、
付属の蝶ネジを回しやすくするための道具を作りました。
黒檀製のハンドルです。孫の手のような道具ですね。
次は運搬用具。SSRの純正グラス艇は16Kgとのことですが、
この二分割仕様は総重量21Kgもあって重いし持ちにくいので、
ベルトを回して肩に掛けるようにしました。
これで楽々です。コンテナ用の運搬車があるので、そのタイヤ
使ったキャリーカートも考えましたが、荷物になるのでこれにしま
した。SSRの小物入れにも入るしね。
次は海岸の駐車場で使う架台です。バウの脱着に必要です
からね。
仕事で長年使っていたパイプ椅子ですが、一脚は座面がボロ
ボロだったので張り直して、邪魔な背もたれは切り落としました。
エアウェイブのルーフキャリアに艇を固定する際の踏み台にも
なるし、普通に椅子としても使えるのでバッチグーです。
また、ルーフキャリアに固定するためのバンドも作りました。
やっぱりね、タダでさえ難しい艇なので持ち出すのが億劫に
なってはイカンガーだと思うワケですよ。これらのおかげで練習
が進んで上手に乗れるようになったら、組み立て状態のままに
して置いて、その時こそキャリーカートを作って、自宅近くの海に
歩いて練習に行くつもりです。そもそもSSRはサーフスキーなの
で、そういう使い方が前提ですから~。
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