材料調達
オーディオ&シアター関連機材の大移動で最後に残ったのが
これ。
液晶プロジェクター全盛期に最後の3管PJとして登場して、
7インチ管としては圧倒的な画質で多くのマニアを虜にした
名機、三菱のLVP-2001です。発売当初に新品購入して
からの15年間、故障することもなく映画を楽しませくれました。
実に映画的な画質で、完璧な設置と調整をしていればレジの
狂いが全くといっても良いほど出ないという、それまでの3管
PJの常識を覆すような高い性能を誇りました。
しかし、時代はフルハイビジョンから3D、さらには4Kへと移り
変わって1080iまでしか対応していない本機は完全に時代遅れ
になってしまいました。
「だから何なのさ」
「オレにはハイビジョンは要らないっ」
と、一度は設定して貰ったハイビジョン用メモリーを捨てて
プログレッシブDVD(525P)専用にしています。
私にはこれで充分。
ということで、愛用者が激減している本機ですが、私には必要
なので移動しなければいけません。これがまた大仕事です。
本体だけで53Kgあるし、純正吊り金具が確か18Kgあります。
それを取り付けるために自作した金具は30Kgあります。
「これなら1トンでも楽々吊れますよー。」
とプロのインストーラーに言わしめたのも当然のことです。
何せ質実剛健がモットーの私が設計施工したんですからぁ。
ところが、今回の移動に当たって天井裏の骨組みを確認した
ところ、必要な所に梁が無い。別途用意する必要があります。
そこで、今の現場から出た鉄骨を2本貰ってカットしてきました。
2mm厚の100mm角パイプです。比較的軽いし強度は充分。
買えば¥4,000はするので大助かりです。既存の吊り金具と
合体させるための加工は必要ですが、もう完成したような気に
なっています。
まぁ、PJ本体を降ろして移動取り付けするための昇降台も用意
しなければならないので、まだまだこれからなんですけどね。
それに、再調整の費用をかけずに済ますためには、誤差0mm
で設置しなければならないので、心身共に完璧な状態での作業が
必要不可欠です。ビールを飲みながらなんて出来ませんねー。
セッティング変更後の音に関しては凄く良いです。見慣れた映画
を音だけで楽しんでいますが、音場が大きく広がって、これまで
とは段違い。小劇場が中劇場になったような印象です。
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