34.三方倉山 鶴岡市砂川 906m
2019.03.09
黒森山から西方に延びる尾根の先にある
山です。湯ノ沢岳と摩耶山を繋ぐ稜線上に
位置するので、山頂付近は険しいことを
予想してました。
11:00、黒森山発。
まずは、黒森山から高度差112mを下ります。
続いては、P784mまで260mの登り。
急斜面もありますが、ワカンを履いた
登山靴が良く効いて順調でした。
湯ノ沢岳が絶景です。
P784mが近づいてきました。
12:00、P784m着。
三方倉山の山頂が良く見えます。想像
以上に厳しいです。登れそうには見えま
せんが、地肌の具合によっては可能性が
あるので前進しました。
亀裂を避けながら慎重に登りました。
P784mを下ってから登る箇所が、かなり
急で難儀でした。雪崩の危険があるので、
キックステップを効かせながら一気に登り
ました。当然、写真はありません。
最上部には小さな雪庇があって、稜線の
様子が分からないので慎重に登り上げると、
問題なし。
山頂付近はますますヤバイです。
「一人で来る所じゃない。」
と思いましたよ。マジで。
しかし、景色は最高です。
いや~、山冥利に尽きますね~。
完全貸切ということもあって、非日常感が
ハンパ無かったです。
さて、いよいよ核心部です。
ワカンとストックを置いて前進を試み
ましたが、状態は本当に悪い。地肌に貼り
付くようにして細い枝が密集しているので、
ソールが滑って歩行不能です。
勿論、雪はいつ落ちてもおかしくない
状態なので、乗ることなど出来ません。
仕方ない。ここを終点としよう。
山頂までの高度差が僅か86mの820m
地点で撤退です。
まぁ、鳥海山SEA TO SUMMITだって、
ゴールは新山頂上じゃなくて山頂神社だか
らな。それよりはずっと近いし。。
今回のルートで山頂を踏むには、今年の
ような暖冬ではなくて暴風雪が続いた厳しい
冬の2月20日頃がベストではないかと思い
ます。3人程の強力なパーティで、ピッケルや
アイゼン、ザイルも必須。いずれ再挑戦したい
ですねー。
ということで、印象深い山となりました。
12:30、 景色を楽しみながら下山開始です。
雪庇を降りる所で着地に失敗して滑落した
のには焦りましたが、小木に足を掛けて停止
出来て良かったです。ヤバイヤバイ。。
写真では分かりませんが、尻セードする
のも危険な斜面です。
気温も上がってきたので、安全地帯まで
降りてから、しばしの休憩。
いや~、旨んまいのぉ~。
15:10、駐輪地点到着。穏やかで、暑い
ほどでした。
17:10 帰宅。
往路とは反対に、帰路は追い風で
快適でした。逆だと疲れた身にはしん
どいんですよ。今年登った、土湯山、
板敷山、田代山、庄内町の黒森山は
全てそうでした。清川ダシ(東風)で
有名な地帯なんですが。
※3月9日の記録
総移動距離 86.1Km
自転車走行距離 72.8Km
歩行距離 13.3Km
最高速度 40.5Km/h
行動時間 11時間50分
総上昇量 1,454m
翌日のこと。
干しておいた登山靴を見ると、丁寧に塗り
込んでいた油がすっかり落ちていました。
キックステップしまくりだったからねぇ。
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コメント
こんにちは😃
しばらくぶりにメールします。
まゆみがフェイスブックにサドシが出没してないので、心配してました。
こちらのブログを紹介してます。
私はこの3月15日付で山形に転勤することになりました。
実家には池野と同じく管理のため、たびたび帰ることになりますね。
投稿: 清野雅弘 | 2019年3月12日 (火) 12時26分
>清野さん
おー、奥様大喜び!。(?)
最後の勤務先でしょうかね?。
FBから忽然と消えたことで、
「鳥海山で遭難した⁈」
という説も出たそうで。(笑)
今日のラジオで取り上げていましたが、
FBはプライバシー保護の方向に舵を切る
そうですね。もはや、私にはどうでも良い
話ですが。
投稿: ファーマー佐藤 | 2019年3月12日 (火) 18時12分