HORNETSKI RX
「軽い艇が必要だ!!」
SEA TO SUMMITで勝つために、2014年に中古購入
して以来愛用しているアヤハブラSSRは、二分割艇の為に
とにかく重いのが難点です。購入時の計測値が21Kgで、
間もなく切れてしまってラダーワイヤーを交換しようにも
中のスリーブがボロボロで通せなかったので製作者に
問い合わせると、
「艇を割らないと修理出来ないので、送って下さい。
代金は要りませんから。」
という有り難いお言葉を頂きましたが、奄美大島じゃ
遠過ぎて送れないよー。(;-;)
そこで、外通しにするための金具を作って、自転車用の
アウターワイヤーを使って修理したら、益々重くなった。。
計測していませんが、多分22Kg位かなー?。
分割式は意外に面倒だし、組んだままだと車への積載が
また大変ときたモンだ。。
そこで、軽量カーボン艇の獲得を考えました。
海外の一流メーカー品は12~13Kg程度と超軽量ですが、
どうも体に合わないんだよねー。
ならば国産ですが、サーフスキーのビルダーは本当に
少ないんです。SSRの生産地、奄美大島のスコフィッツか
愛知県あま市のイノウ・スタジオしかないのが現状みたい。
ということで、威能さんへ試乗希望のメールを出したのは
先週末のこと。試乗の為だけに愛知県まで行くのは遠すぎる
ので、お隣の三重県熊野市で開催されるシーカヤックマラソン
にエントリーして、台風21号の動向を見極めてから連絡しま
した。試乗が主な目的で、大会は大義名分です。(^^;;
10月26日
忙しい中、時間を割いてくれた威能さんが出迎えてくれ
ました。すでに、競技色が強いというRXが置かれていました。
非常によく研究して作られた艇で、大いに感心しました。
単なるカーボン積層ではなくて、コアマットを挟むことによって
強度を出しているそうです。乗り味がSSRと同等ということに
「ムムムッ」と思いましたが、艇の内側にラダー操作用のナイロン
コードを通す通路を作り込んでいると聞いて、心は固まりました。
メンテナンスが容易だというのはとても大事なことですから。
問題は、いつ買うかですが、ナンと在庫が2艇あると
いう。(@@
最初に見たのは青色のでしたが、棚から降ろしたガン
メタリックがまた渋くて良い。シニア間近のオレにピッタリ
の色ではないか。
そこで、一応訊いてみました。
「おいくらですか?。」
すると、ナンチューことでしょう。
HPに記載されていた額よりずっと安い!!。(@@
「お金用意してないし。。。」
「振り込みで良いですよ。」
うっ、やられた!。と思いつつ、
「少し考えさせて下さい。」
と、時間稼ぎをしながら、シートに腰を入れてみると、
これがまたジャストサイズなんだよぉ。
これはもう、あれですね。
ペットショップに子犬を見に行って、気に入った子を
ダッコしたらもう買うしかない。というのと同じです。
更に、交通費を考えればまた買いに行くのは大いなる
無駄なので、試乗することなく目出度くお買い上げ~。
紐通しが付いているのは良いですね。後ろにも
付いています。
コックピットは、オーダーメイドかと思うほどに
ピッタリでバッチグーです。両側の重心に持ち手が
付いているのも最高です。
これは、セルフベイラー「最上川」で、漕ぎ出せば
水が簡単に抜けますが、止まると下写真の穴から水が
モクモクと沸いてきます。
思わず指を突っ込みたくなりますが、ゴム栓が用意
されているので大丈夫。(笑)
まぁ、そのままにしておいても沈むことが無いのは
シットオン艇の良いところですね。
ところで、私のアヤハブラSSRは、SEA TO SUMMITの
仲間から「人間魚雷」と呼ばれていましたが、この艇には
正にそれっぽいものが。。。
これはもしや、回天の計器盤か!?。
と思いきや、英語表示だし、何故か上下逆さまに
貼ってあります。威能さん、完全に遊んでるな~。(^^;;
つづく。
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