三陸海岸爆走サイクリング・八戸気仙沼編 ③
11月1日
麓に下りると、大きな防潮堤があり
ました。
三陸海岸には同様のが至る所に
あって、今も建設が続いています。
高台移転した住宅地も多数あって、
「えっ!?、こんな辺鄙な山の上に
???。」😱
と思うこともしばしば。津波で
また流されるよりはマシということ
でしょう。
さて、続いては死骨崎がある半島
です。
「全く誰も通らないから、かなり
荒れてますよ。」
と言われた通りでしたが、チャリを
下りて曳いたのは一箇所だけでした。
徐行はしましたが。
今回の全装備です。40年近く前の
ライダー時代に使っていたウエスト
バッグが活躍しました。ロードバイク
ではバックパックよりも断然良いです。
小型のハンドルバッグにはビバーク
用品を入れました。
下りると、丸々と太って旨そうな
鹿が草をむさぼるように食べていま
した。住宅地のすぐ側で。。
私がそこの住民だったら、何としても
捕まえて食うでしょう。えせハンター
ですからね。(笑)
続いて、吉浜から首崎の半島です。
10%はある急勾配の細い道が延々と
続くという、完璧なヒルクライム
コースでした。三陸一帯はヒルクラ
天国とも言えますが、中高生以外の
自転車乗りを見たのは今回の旅中、
僅かに2人。。激坂を登っていても、
誰も感心なんかしません。
「こいつバカか!?。」
という目を必ず向けられます。😅
と、登り切った所で半島の中間
地点ですが、出発からすでに4時間
近く経っているのに、サッパリ先に
進みません。これはヤバいと、広く
て快適な道を下りました。
以後、半島巡りはやめて県道9号線
をひた走り。アップダウンの連続で、
補給出来る店が全く無いのには参り
ましたが。😭
実は、プランBということで輪行の
帰路のことは考えていませんでした
が、大船渡と気仙沼の間には鉄道
路線が無いのを地図上で発見!。
明日は寒冷前線が接近するから、
何としても気仙沼まで行きたい!。
ところが、陸前高田で道を間違え
て、モロ山中を通る県道34号線を
走る羽目に。。通行量が非常に少なく
て正に私好みの道でしたが、乳酸が
溜まった脚にはしんどかったです。
なので、この標識は嬉しかったぁ。
峠では猫達が和んでいました。毛布の
上で寝ているのもいました。御堂に住み
ついているようです。平和です。
ここから気仙沼市内までの14Kmは、
ずっと下りで助かりました。
さて、もう17時。早く宿を探さなく
てはいけません。自転車で岬巡りと
いうと予約のしようが無いので大変
です。大津波で街が一変したために
GPSの古い情報は全く役に立ちません。
wifiスポットも無いので、気仙沼の
中心街を目指しました。
すると、「割烹旅館大鍋屋本館」という
震災後に建て替えたに違いない宿があり
ました。平日なので駐車場は空いていたし、
お店を併設しているので予約無しでも料理
を出せると考えました。気仙沼まで来たのに
海の幸を堪能しないなんてあり得ないもんね。
すると、自転車乗りだというご主人が快く
受け入れてくれました。助かりました。(^〇^
しかも、複数の観光業支援策で、通常
価格¥12,000の宿泊料金が、ナ~ンと
¥3,900で済むという。ビックリポンです。
更に、宿でも使える¥1,000の
クーポン券2枚付き。(@@
なるほど、山形県内でもやたらと県外
ナンバーを見るワケです。旅行するなら
今ですね。
さて、料理は期待した以上で絶品でした。
それだけでも大満足でしたが、最初から
達人の気配を感じていたご主人が本物の
アウトドアマンでした。渓流釣り、海釣り、
自転車、登山、カヤック、素潜り、ヨット、
各種スキー等々。競技での優勝経験も
多数あるようで、話が盛り上がったのは
言うまでもありません。他のお客さんが
部屋に戻ってからは熱燗をサシで飲み
出して。。(笑)
いやー、最高に楽しかったです。
釣ってきたばかりという140Kgのマグロの
カマトロも刺身で頂いて、あまりの旨さに
悶絶。ご馳走様でした。(\^〇^/)
ちなみに、このご主人。何だか見覚えが
あるようなお顔だと思っていたら、超有名人
の実弟でした。まさか、たまたま通りがかった
宿でこういう出会いがあるとは、人生面白い
ものですね。
※11月1日の走行記録
走行距離 136km
総上昇量 2,003m
最高高度 245m
最高速度 56.1km/h
http://farmersatoh.cocolog-nifty.com/zakkicyou/2020/11/post-882b63.html
へつづく。
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