スノーシューの実地検証
岳友が遺した山道具の中のスノーシュー
2点を豪雪地の志津で比較検証してきました。
愛用している鬼改造ワカンも加わります。
靴はモンベルのティトンブーツ。
左はMSRライトニング・アセントで、
64×20cm、1,790g。中央はカジタックスの
スノーシュー56で、57×20cm、1,430g。
左が鬼改造ワカンで、44×25cm、1,010g
です。
と、その前に改造ヘルベントでハイクアップ
して初滑り。いやー、気持ち良がった〜。⛷️
さて、積雪は約1.5m。ストックは約70cm
刺さります。斜度は約25度。下って登ること
を繰り返しました。
右側から、ワカンの下りと登り。
真ん中がカジタックスの下りと登り。
左がMSRの下りと登りです。
予想通りですが、ワカンではかなり厳しい
条件です。単独だと、もう少し締まらないと
現実的じゃないですね。😆
次のカジタックスはかなり楽です。
ワカンを長くして前後にデッキを付けたワケ
なので、違和感がありません。
最後にMSRアセント。スノーシューの
老舗ブランドで、デッキが広いので沈み込み
はワカンの半分程度です。ですが、下りでは
踵がデッキ上なので、ワカンと全く違います。
新雪ならば踏み込めば良いですが、腐れ雪の
急斜面は苦手でしょう。登りではクライム
サポートが使えますが、アップダウンが激し
い日本の山の稜線歩きには向きませんね。
広い雪原に最適だと思います。
で、「検証」なので、登りでの沈み込みを
計測しました。概ねですが、ワカンは38cm、
カジタックスは28cm。MSRは21cmでした。
MSRとカジタックスの踏み跡比較ですが、
全面デッキのMSRは綺麗ですね。
次に脱着の具合です。ワカンは元々は紐式
でしたが、私がベルト一本締めにしました。
ハッキリ言って面倒です。😆😆😆
次のカジタックスは凄〜く楽ちんです。
ワカンでも真似すること決定!!。👍
最後はMSRですが、4本のゴムベルトで
締めます。しっかり締まりますが、耐久性
に問題がありますね。事実、外す時に一本
切れましたー。😭😭😭
一本切れたということは他のも寿命だと
考えて交換ベルトを調べたら、一本¥1,200
だとか?!。8本必要なんだよー!。😱😱
まあ、私が実際に交換するとしたら、
純正品ではなくて耐久性がある材料で自作
しますけどね。
さて、考察です。残雪期は私が鬼改造した
ワカン一択ですが、新雪と深い腐れ雪ならば
カジタックスで決まりだなー。ワカンと
スノーシューの良いとこ取りですからね。
🎊🎊🎊🎊🎊
もちろん、山スキーが使えない山での話
ですが。😘
てか、岳友もカジタックスを一番気に入っ
ていたみたいです。😚
ちなみに、K2ヘルベント改での沈み込み
は、15cm程度でした。
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