高齢化問題
長野市職員(旧山古志村職員)で、旧山古志村の災害復旧
担当者がコメントしていました。
「高齢化が問題だと言うことが問題だ。60になって定年退職
したら山に戻って来て仕事をすれば20年は頑張れる。」
その通り!!。この人は事の本質を見抜いていますねー。
国のお役人の考え方が間違っていることを指摘しているような
話で、ラジオを聞きながら一人頷いていました。
「年寄りは役に立たないお荷物」
という考え方がこの国をおかしくしている原因の一つなんです
よね。実際は、年寄りは役に立ちます。
年寄りは古くなった機械のようなもので、使っている内は良いが、
使わなくなるとたちまち故障します。
ウチの80婆力などは、毎日喜び勇んでイチゴの収穫に行き
ます。ピンピン元気で貴重な戦力ですが、そういう環境を作る
のは私の仕事。適切なサポートが大事なんですね。
また、近所の90近い爺さんなどは、たった一人で稲を4ha
も作っています。面積では国が言うところの「担い手」に必要な
4ha以上を楽々クリアーしていますが、認定農業者ではない
ので、「担い手」としては認定されません。
立派な「担い手」なのに、面倒な書類作成と年齢がハードルに
なって「担い手」とは認められない訳です。
若い者以上にやる気満々なだけに残念なことです。
甚だ理不尽な話ですが、お役所仕事にはこういう事例が
大変多いのも周知の事実。現場を知らない人間が机の上だけ
でことを決めるからおかしなことになるんですね。
この際、省庁の垣根を越えた首相直属の「高齢化対策室」
を設けて、件の旧山古志村職員に指揮を執って欲しいもの
だなあ、などと思いました。
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