自然を回復する時代
富良野在住の作家、倉本聰氏の話をラジオでしていました。
ゴルフ場を元の自然に戻すために、植林をしているということでした。
「北海道には開発庁があるが、回復庁を作って欲しい」
という話もされていました。
私は10年以上前から、
「これからは、今まで開発と称して作った物を壊す時代だ!」
と言っていましたが、ようやく実践されてきたんですね。
良いことだと思います。
が、私の考え方は少し違います。
「人間が持ち込んだ物を撤去したら、あとは構わずに放って
置いた方が良い」
というのが私の持論です。人間が関与する内はダメですが、
自然の回復力には目を見張るものがあります。
耕作放棄された畑が雑木林に変わっていく様をつぶさにみている
だけに、下手に植林なんかしない方が良いということです。
「なんでこんな木が生えるの??」
というくらいに、色々な木が生えてきます。風や鳥によって
種が運ばれるんでしょうが、私の所では、ほんの20年で林に
なります。
そもそも、人間ごときが自然を操作しようなんて、思い上がりも
甚だしいというべきでしょう。
もっとも、倉本氏もそれには気づいておられるようですので、
また新たな展開があるかも知れません。期待したいと思います。
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