いつものようにビニールハウスの除雪に向かうと、カラスの
大群が入り口付近で騒いでいました。稀に見る大雪で食糧
事情が悪化している様子です。
すぐさま中を覗くと、中に3羽侵入してました。
「ヨッシャー
」
アドレナリンが一気に噴出して完璧ハンターモード突入です。
そもそもは、キジを捕るために開けておいたビニールハウス
ですが、稀にカラスが入る事があります。用心深い奴らが侵入
するのはかなり珍しいことなのです。
扉を閉める前に一羽は逃走しましたが、二羽は中。
「フフフ…、確実に仕留めてやる…。」( ̄ー ̄)ニヤリ
棒を手にして追いつめます。一気に追い込むとビニールを
破って逃げるのことがあるので、ジワジワと間合いを詰めて
相手に絶望感を与えるんです。
「あ゛ー、こりゃ絶対やられるな……。」
とカラス達が思っているのを感じましたが、そこで情にほだ
されて、
「もう二度と来るなよー」
などと逃がすほど甘チャンじゃありません。
カラスも、ネズミを捕ったりするので全くの害鳥ではありません
が、ビニールハウスやトンネルに穴を開けたり、果実を食害したり
するので農家にとっては敵なのです。
カラスに私の言葉が分かるとは思いませんが、脅し文句で恐怖心
を煽りながら追いつめます。
そして、棒で叩いて仕留めました。一羽、また一羽。
この手の鳥は、死んだと思っても気絶しているだけで復活して逃げ
出すことがあるので、しっかりとトドメを刺すことが肝要です。
仕留めた二羽は、仲間への見せしめの為に吊しました。


カラス避けには、この方法が最も効果的なのです。
私が尊敬するハングリーハンターさんによれば、カラスの肉も
案外美味しいらしいのですが、農家としては見せしめに使い
ます。
「あ゛ー、あんな死に方はしたくないなー。あそこには近づかない
ようにしよう。」
と思うんですね。人間社会でも昔は重犯罪人を公開で処刑して
いたワケで、大いに意味のあることだったと思います。
張り付け獄門とか釜茹での刑、ギロチン刑とかをテレビで実況
中継すれば、犯罪抑止効果は非常に大きいと思います。
などと言ってみても、現代は、
「犯罪者にも人権がある」
という御時世…。嘆かわしいことです。被害者家族の心情はどう
してくれるんでしょうかねぇ。
というワケで、美味しいキジさんではありませんでしたが、カラス
捕殺もかなり嬉しいことでした。
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