2007年5月 3日 (木)

チューリッヒ歌劇場/「魔笛」

 ご存じモーツアルト最後の傑作オペラです。
CDでは何度となく聴いていましたが、ようやくDVDを手に入れま
した。どういう訳か、このところ急にオペラのDVDがオークションに
多く出品されるようになりました。高い新品にはなかなか手が出せ
ないので大変嬉しいです。

 さて、今回の「魔笛」は、チューリッヒ歌劇場2000年7月7日公演
のライブ映像です。演出はお馴染みのジョナサン・ミラー。

 いやー、やっぱり映像があるのは楽しいですね。
字幕があるのも大変助かります。

 私はモーツアルトの音楽が中学時代から好きなんですが、
マッティ・サルミナンが歌うザラストロのアリアは特に心に染み
ました。鳥肌が立ちました。

 また、細かいことですが、タミーノが吹く(マネ)笛の指使いが、
ちゃんとオケのフルートに合わせていることに感心しました。
さすがですねー。映画に多くあるデタラメな弾きマネとは大違い
です。チョット思い出す作品では、「帰らざる河」のマリリン・モンロー、
「本当のジャクリーヌ・デュプレ」のエミリー・ワトソンとレイチェル・
グリフィス、「007リビング・デイライツ」のマリアム・ダボ等、
それはそれは酷いもんです。「シャイン」や「バード」、「レイ」等、
見事なものもありますけどね。

 あと印象に残ったのは、エレーナ・モシュク演じる夜の女王の
「復讐は心の地獄のように胸に燃え」です。歌よりも目がチョー怖い
からですが、こういうのはCDじゃあ絶対に分かりませんね。
映像ソフトならではの醍醐味です。

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2006年10月 3日 (火)

ウイーンの森バーデン市立劇場「フィガロの結婚」酒田公演

 待ちに待ったオペラの酒田公演を観てきました。

 いやー、良かったです。
ドサ回りのオペラ座かと思えばさにあらず。一流と言って良いで
しょう。一切の手抜き無しの堂々たる公演でした。
歌手も皆素晴らしかったし、オーケストラ、舞台セットも全く申し分
ありませんでした。先頃購入したDVD、フィレンツエ歌劇場公演に
比べても全く遜色無いどころか、勝っていると思う所もありました。
酒田で本物のオペラが堪能できたなんて、なんだか夢のようです。
 また、酒田は音楽好きが多いので、このオペラを熟知した観衆
が多かったことも印象的でした。拍手するタイミングで分かります。

 いやあ、生オペラって素晴らしいですね。すっかり虜になって
しまいました。
って、酒田には滅多に来ないけど。(^^;

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2006年8月29日 (火)

フィガロの結婚

 8月23日にTDKコアから発売された、2003フィレンツエ歌劇場
10月公演を収録したDVDを見終わりました。
御大ズビン・メータの指揮、ルーチョ・ガッロのアルマヴィーヴァ伯爵、
エテーリ・グヴァザーヴァの伯爵夫人、パトリツイア・チョーフイのスザ
ンナ、ジョルジュ・スーリアンのフィガロ他の出演ですが、これ良い
ですね。近頃流行?の前衛的演出(経費節減?)も悪くはないと
思いますが、こういうオーソドックスな演出は安心して見ていられ
ます。ジョナサン・ミラーという有名な演出家のようです。
 役者も細かいところまでしっかりと演技しているのでアップ映像も
全く問題ありません。オケもしっかりと聴かせてくれます。
画質&音質もほとんど問題ありません。大画面+DTS5.1chの
大音響で観ていると、観客と一緒になって拍手したり、

「ブラボー!!」

と叫ぶ行為がごく自然に出ます。(^^;

 特に気に入ったのが、伯爵夫人を演じているグヴァザーヴァです。
美しく気品があって、歌声もしっとり艶やか。色っぽいねえ…。
(かな~りオヤジ的)(^^;
チョーフィのスザンナもとってもチャーミングだし表情豊かで実に
良いです。もちろん歌も上手い!。マリーナ・コンパラートのケル
ビーノも宝塚の男役みたいで格好いいです。

 なんと言っても、超有名オペラですから、知っている曲が多くて
楽しめますね。モーツアルトの音楽では、特に長前打音的な
音使いが実に官能的でグッとくるのですが、この作品のアリア
でも聴かせてくれます。特にラストのアリア。良いねえ……。

 ボーナス映像によれば、「ドン・ジョヴァンニ」や「魔笛」「後宮から
の逃走」も出ているようなので、要チェックです。

 いやあ、やっぱりモーツアルトは良いねえ。(しみじみ……)

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2006年7月 3日 (月)

スタンディング・オベーション

 ネトレプコの「椿姫」を最後まで観ました。
いやあ、素晴らしい!!。拍手しながら観客と一緒に立ち上がって、

「ブラボー!!」

と叫んでいました。(^^;

 オペラのDVDを観て、こんなに興奮したのは初めてです。
いやあ、アンナって本当に上手くて華がありますねー。
完璧です。非の打ち所がありません。お見事っ!!!。
非常にシンプルな演出も、プリマがアンナだからこそなし得た
ものに違いありません。

 観ていて、アンナをヒロインにした映画をハリウッドで作ったら
絶対イケルッ!と思いました。彼女には非常に強いオーラが
漂っています。オペラだけじゃ勿体ないです。

 アンナ・ネトレプコ嬢は、近代オペラ史に名を刻みましたね。
今後の活躍が楽しみです。

 ちなみに、「ねとれぷこ」を変換したら、「寝取れ婦古」で
ありました。なんなのよ、これ。(^^;

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アンナ・ネトレプコの「椿姫」

 待望のDVDが出ました。
2005年のザルツブルグ音楽祭で超人気だった、アンナ・ネトレプコ
主演のヴェルディ「椿姫」を収録したDVDです。
チケットの闇価格が暴騰して、30万円にもなったそうですから、その
狂乱ぶりが伺えます。

 さて、早速観てみました。
まだ一幕だけですが、期待通りの出来に大満足です。
類い希な美貌と歌唱力、演技力で完全にノックアウト状態です。
これ以上のヴィオレッタ役は考えられない程です。
素晴らしいっ!!!。アルフレード役のローランド・ビリャソンも大いに
気に入りました。早く続きを観なくては!。

 さらに、映像と音声もオペラのDVDとしては、これまでで最高では
ないかと思います。ウイーン・フィルの演奏がDTS5.1チャンネルで
楽しめて、映像も鮮明。値段は高めですが、ブックレットと特典映像
もついているので、文句はありません。当分楽しめそうです。(^^

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2006年6月26日 (月)

フィガロの結婚

 モーツアルトのオペラ「フィガロの結婚」の酒田公演のチケットを
買ってきました。10月3日が待ち遠しいです。
ウイーンの森・バーデン市立劇場が全国20カ所で行う巡業の
一公演で、東北以北では酒田だけのようです。
生のオペラ公演なんて、田舎のビンボー人には縁がないと思って
いたので嬉しいです。(^^

 で、チケットなんですが、せっかくなのでSS席を先行予約して
いましたが、席の指定は不可。運任せです。(^^;
 でも、かなり良い席で、ちょうどPAのミキサーが陣取る位置付近
でした。かぶりつきではありませんが、満足です。
112ページもの解説書が付いて¥12,000は安いと思いました。
写真では結構美人が多いようですし。(^^;

 そのうち、DVDで予習をしておきましょうか。(^^

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2006年3月17日 (金)

ラ・トラヴィアータ

 ヴェルディの超有名オペラですね。
日本では、原作のデュマ著「椿姫」の名で親しまれていますが、
オペラの正式名は「ラ・トラヴィアータ」(イタリア語で、道を踏み
外した女、の意)となっています。オペラを見る限りは、「椿姫」と
いうのはどうもピンときませんが、なんでこうなったんでしょうね?。
今はチョット、原作を読む気にはならないので、どなたかご存じ
でしたら教えて下さ~い。
 と思って調べてみたら、原作は「椿の花の貴婦人」というのが
正解のようです。です。なるほど…。
インターネットって、ホント便利!。

 さて、第二幕の途中で中座していた、マゼール&チョーフィの
同作をDVDで観ました。
 いやあ、オペラって、ホームシアターにうってつけですね。
映画なら映画館で観られますが、生のオペラは滅多に観られる
ものではありません。地方在住者にとっては、ほとんど絶望的
です。
 これが、ホームシアターなら、S席で鑑賞出来るんですから、
最高です。久しぶりにホームシアターの醍醐味を感じました。

 アリアの熱唱なんかは鳥肌物で、唸ってしまいました。
画質も結構良いし、DTS5.1chなので、雰囲気満点です。
特に、第二幕第二場のパーティなんか素晴らしい!。
(オイオイ、なんのこっちゃ…)(^^;
 幕間では、客席が映ったりするんですが、絢爛豪華なオペラ
ハウスにも魅了されます。いつの日か、ボックス席で本物の
オペラを鑑賞したいものだと思います。
老後の楽しみですかね。(^^;

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2006年3月 6日 (月)

オペラ公演

「アンナ・ネトレプコの生演奏を聴きたい!」

と思って調べてみたら、今年の6月にメトロポリタン・オペラの公演が
東京文化会館であるんですね!。
演目は、モーツアルトの「ドン・ジョヴァンニ」です。
猛烈に忙しい月ですが、頑張れば何とか行けるか?、と思いました
が、チケット状況を見てビックリ仰天!!。
残っているのはS席、A席、B席のみで、料金は¥60,000と
¥52,000、¥45,000です。高いですねー。(@@
貧乏学生時代は、一番安い5階席を買って一曲終わった後に
空いているS席にちゃっかり座っていましたが、そんな手は使え
ません。往復の飛行機代とホテル代を考えるまでもなく、諦め
ました。DVDが出るのを待つことにします。(^^;

 ん?、待てよ。とにかく買っておいてオークションに掛けるという
手もありますね。ダフ行為ですが、結構儲かるかも。
覗いたら結構チケットの出品がありました。メトロポリタンの兵庫
公演では、¥60,000の入札がありました。凄いっ!。

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2006年3月 5日 (日)

ザ・ウーマン・ザ・ヴォイス

 アンナ・ネトレプコのビデオ・クリップDVDです。
「ファウスト」、「ラ・ボエーム」、「ドン・ジョヴァンニ」、「夢遊病の女」、
「ルサンカ」の中のアリアを、特別に組んだセットで収録しています。
アンナの美貌が堪能できる内容となっています。私生活にも話題が
及ぶインタビューも興味深いです。

 残念ながら、歌はCDの音声を使っているので口パクですが、
特典映像にライブ映像が収録されていました。
「椿姫」と「ルスランとリュドミラ」からアリアが3曲。絶品です。
魂の籠もった迫真の歌唱&演技で、ほとんどノックアウトです。
「21世紀のマリア・カラス!」という声に共感してしまいます。
いずれ、オペラ全編を収録したDVDが出るでしょうから、今から
楽しみですネー。

 ちなみに、16:9スクイーズ収録(特典は4:3)で、DTS5.0音声
とドルビーデジタル5.0、PCMステレオの仕様となっています。
本編の画質・音質は悪くはないです。

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2006年2月27日 (月)

アンナ・ネトレプコ

 久しぶりにSACDマルチの心地よい音空間に身を委ねたいなあ、
という思いから、アマゾンで選んだのが、アンネ・ネトレプコのオペラ
アリア集でした。全く知らない歌手でしたが、何となく良さそうだから
注文しました。やっぱりジャケットの写真は重要です。(笑)

 いやあ、良いですねー。
最初のワンフレーズを聴いただけで好きになりました。
その声は艶っぽくて潤いがあり、情感豊かです。力強さもあります。
カラスのように扇情的なタイプではありませんが、私はこういう歌声
の方が好きです。
 しかも、若くて美人とくれば、もうほとんど完璧!。(^^

 早速ネットで調べたら、1971年ロシア生まれで人気急上昇中の
ソプラノ歌手なんですね。そりゃそうでしょう。こんなに見栄えがして
歌が上手いプリマドンナなら誰だって大歓迎です。
去年は日本公演があったようですが、また来ないかなー。
これは、他のCDもゲットしなくては!。

 それにしても、国内のレーベルではSACDを出す気がほとんど
無いようですが、とりあえず輸入盤が比較的安く手にはいるのは
嬉しいことです。どんどん増えて欲しいですね。

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